中国輸入の書籍やメールマガジンなどを読んでいると「OEM」という言葉がたびたび出てきます。イーウーマートでも、利益を出している利用者の方はほとんどがOEMで製造した商品を販売しています。

そもそも「OEM」とは?
「Original Equipment Manufacturer」(オリジナル製品メーカー)の略語です。

簡単に言えば、既に生産された他社の製品を輸入するのではなく、いろいろな方法で、あなたオリジナル商品を作って輸入しましょうということです。

OEMオリジナルブランドを製造する基本的な2つのパターンとは?

OEM製造のパターンは基本的に下記の2つです。

  • ノーブランドの製品に、オリジナルロゴや屋号をタグ付けしたりしてブランディングする。
  • 生産工程から工場に特別注文し、完全オリジナルの製品を作ってもらい、自らのブランドにする。
  • OEMとは、販売する商品に、あなたのブランドのロゴなどが入ることで、あなた自身がオリジナル商品を製品販売するメーカーになるのです。

    OEMで商品を作ることで転売やせどりよりワンランク上の比較的安定したビジネスになってくるのです

    ちなみに。

    既成の商品にロゴなどを張り付けるOEMの場合。
    市場に出回っているノーブランドの製品に、オリジナル性を付与することで、自らの製品としてブランディングすることになります。

    既存の中国製品に一手間を加えるだけなので、比較的難易度が低いといえるでしょう。
    ちなみに、このパターンでは、ロゴの付与以外にも部分的に機能を改善してオリジナル商品とすることもあります。

    対して、生産工程から工場に特別注文する完全オリジナル商品の場合。

    中国のメーカーと直接交渉したり、信頼の置ける代行会社やバイヤーの人脈を駆使したりして、生産の時点から「こういった製品を作って欲しい」とオーダーし、完全オリジナルブランドの製品を製造することになります。

    これはこの世の中にあなたしか販売権を持たない、「あなた自身が作り上げた商品」を生み出し、完成させる手法です。

    『そこまで大がかりなことが自分にできるの?」と思われるかも知れませんが、実際にこのやり方でオリジナル製品を世に生み出している方は大勢いらっしゃいます。

    既製品の独占販売権を獲得するには、ある程度の粘りと労力が必要ですが、完全オリジナル製品を作ってしまうことに成功すれば、もちろん独占販売権は世界に唯一、あなたのものになります。

    OEMのメリットはオリジナリティー以外にも、メリットがあります。

    オリジナル商品を販売できるというだけでも「OEM」に参入する価値は存分にありますが、メリットはそれだけに留まりません。

    例えば、かわいいコーヒーカップに花柄と自社ロゴマークをプリントすれば、それだけでまっさらなコーヒーカップをAmazonで販売するよりも人目を惹きますし、オリジナル製品なので、Amazonに出品する上で最も重要な「カートを取る」ということが転売に比べてはるかに容易になります。

    また、花柄と書きましたが、花柄といっても世界中に多種多様な人気の花々がありますので、「紅いバラの花プリント」、「ピンクのカーネーション」、「青いあじさい」、「黄色い菜の花」など、季節にも合わせてターゲットニーズを掴める製品を多様にそろえることが可能になり、よりバリエーションは広がります。

    花どうしの組み合わせセットの図柄もいいですね。

    ここでは花柄のコーヒーカップに例えてお話しましたが、需要のある製品をリサーチした後、そこにオリジナル製品を投入することで、他社との差別化を図りながら需要に応えていくことができるのです。

    そこが「OEM」の最大のメリットといえるでしょう。

    直接現地の工場やバイヤーと交渉することがハードルの高いことのように思われる場合、信頼できる代行会社を利用するとよろしいでしょう。

    今回は、「OEM」の基本をご説明いたしました。
    次回は、「OEM」独特の課題についてお話します。

    ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

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