中国輸入中級者の戦略
今更「誰よりも早くやる」ことはできない
最近よく聞くのが、中国の通販サイトから安く仕入れて日本のアマゾン等で高く売るという「転売」の手法では、なかなか利益が出なくなってきているということ。
これは中国輸入に限らず当たり前の話で、売りやすくて利益が上げやすい市場があればそこに販売者は殺到し、価格競争が生まれます。そうなると価格はどんどん下がってしまい、利益率も悪くなる一方です。
もしこの戦略で利益を上げたいのであれば、「誰よりも早くやるべき」ですが、中国輸入はタイムマシーンで過去に戻るわけにもいきませんので、今となってはこれは不可能ですよね。
そうなると中国輸入で利益を上げ続けるためには、違う戦略が必要になってきます。
戦略はいくつか考えられますが、どこに強みがあるかによって当然それは変わり、今のところ再現性があるなと私が思うのは、「オリジナルブランドを作り、新規にページを作って販売」という戦略くらいでしょうか。
新規のページを丁寧に作ればまだまだいけそうですが、残念ながらいずれ淘汰されると思います。
商品カタログの乱立は消費者の混乱を招いてしまうため、顧客を第一に考えるAmazonのことですから、いずれカタログの整理を強制的に行うという可能性は十分に考えられます。
中国輸入に未来はないのか?
そうなると、「中国輸入に未来はないのか?」と思うかもしれませんが、私は当然そんなことにはならないと考えています。
なぜなら日本だけでなく、世界的に見ても工場は中国に集中していますので、やはり販売の問題となるわけです。
その中でも継続して利益を上げられている方の戦略の1つが、『専門店になる』ということ。
色々なジャンルや種類の商品に手を出すのではなく、専門店になって、ニッチな市場を狙っていくことですね。
例えばですがスマホ関係だと「スマホケース」というのは誰でも知っていますが、「スマホのイヤホンジャック」となると、「なにそれ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
これが更に「イヤークッション」になってくると、なんとなく想像はできても、実際にどんなものなのかを知っている人は結構少ないのではないでしょうか。
ですが詳しい人はわかりますし、実はこの「イヤークッション」も売れている商品なんですよ。まあ、中国のタオバオにはあまり売っていない商品ですが。
そしてスマホそのものについても、
・iPhone
・GALAXY
・Xperia
は結構有名なので知っている方も多いと思いますが、
・Huawei
・xiaomi
とかになると読み方すらもわからない方が大部分という、本当に「専門家」の領域に入ってきます。
ですが、このようなニッチなキーワードで探してくる人は確実に存在しますので、「専門家」がたくさん集まってくるような「専門店」という環境を早い段階で作れば、長く戦える販路になると思います。
もしあなたが趣味を持っているならば
あなたがもし趣味を持っているなら、チャンスだと思います。他の人には無い着眼点や視点を持っている可能性がありますので。
趣味が高じて本業にって、すごくいいことだと思いませんか?
知識や商品知識があるなら特に良いんですが、ただ、中国輸入で考える場合には、全体にどのくらいの需要があるか、そして価格をいくらにするのかということを考えなければなりません。
趣味で中国輸入をやられる方によくある問題点として、ご自身の趣味にどっぷりハマってしまい、売れるはずだと思ってのめりこみ、全体が見えなくなってしまうということがあります。
あなたにもしそういう傾向があるとしたら、マーケティング的な視点をあなた自身が持つように努力するか、またはそういう視点を持っている方と一緒にビジネスをしましょう。
商品を選定する時の大前提として、
・市場があること
・市場が飽和していないこと
というのは重要です。
ただ、飽和している市場というのはそうそうあるものではありませんし、市場が大きければ、一部とはいえパイを取ることは十分に可能です。
中国輸入を本業ではなく趣味程度でやっていたり、もしくは職場での経験がある分野で中国輸入をやっている人は、皆ニッチな市場を攻めるような傾向があり、そしてそういう方々は軒並みうまくいっているという傾向があります。
ぜひ現在の状態に行き詰まっていたり、「飽和している」と感じているのであれば、このアプローチをしてみてください。
価格の面から商品を選ぶ
中国輸入は、価格の勝負になりがち
中国輸入の魅力は、低予算で大きな利益を見込めること。
リターンはミドルであることが多いですが、ローリスクですので、王道のパターンだとも言えるのではないかと。
ですが中国輸入に参入する人が増えてくると、それを教えようとする人や、同じような手法を使う人も増えてきますので、飽和までにはいたらないにしても、稼げる額がどんどん減っていくという可能性はあります。
アマゾンにおいて5000円以下の価格は買いやすいというボリュームゾーンであり、中国輸入の実践者は当然のごとくこのボリュームゾーンを狙ってきますので、飽和になりやすいのはこの価格帯です。
価格での勝負を避けたいのであれば、見つけるのが難しい商品を扱うか、または見つけたとしても扱うことが難しい商品を扱うなど、価格以外の部分で勝負をしていく必要があります。
何でもかんでも安ければ良いものではない
ですがその他に、価格はある程度高くても良い商品を購入したいという層も確実にいますので、そういう層を狙っていくという方法もあります。
例えば革のバッグを買いたい場合、「ペラッペラなバック」よりも、「しっかりと重厚感があるもの」の方が魅力的だとは思いませんか?
そうなると2000円程度で売っている合皮のペラッペラなバッグではなく、9980円だとしても、しっかりとした作りで長く使えそうなバッグを選ぶと思います。
逆に、980円で革のバックが売っていたらすごく怪しいですよね?「一体、何の革なんだ?」と(笑
商品によっては、むしろある程度値段が高いものの方がお客さんも安心しますし、結果的に売上にも繋がるということはよくありますので、価格だけに縛られないようにしましょう。
そして、そういう商品を中国輸入で狙っていくのも、1つの戦略ではないでしょうか。
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